[ロサンゼルス 26日 ロイター] - 米ウォルト・ディズニー (N:DIS)は26日、実写映画「ムーラン」の公開を8月21日に延期すると発表した。
「ムーラン」は当初は3月の公開予定だった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響で劇場が閉鎖されたことを受けて7月24日に延期されていたが、今回再度の延期が決まった。
ウォルト・ディズニー・スタジオの共同会長であるアラン・ホルン氏とアラン・バーグマン氏は発表文の中で「パンデミックで『ムーラン』公開計画は変更を余儀なくされ、われわれは引き続き状況に応じて柔軟に対応するが、この映画のパワーと、希望や忍耐力というメッセージに対する我々の信念は変わらない」などと語った。
米AT&T (N:T)傘下のワーナー・ブラザーズは25日、7月31日に予定していたクリストファー・ノーラン監督のタイムサスペンス映画「テネット」の公開を再び延期し、8月12日の公開を予定しているとの声明を発表した。
苦境が続く映画館は、「ムーラン」などの公開に多大な期待をかけていただけに、再度の延期で落胆が広がりそうだ。 2020-06-29T021429Z_1_LYNXMPEG5S03F_RTROPTP_1_FILM-MULAN-LONDON.JPG