[ミラノ 25日 ロイター] - イタリア北部ミラノにあるスカラ座歌劇場は、新型コロナウイルスの影響で今年のシーズン開幕のオペラ上演を中止する。代わりに無観客で音楽やダンスの公演を行いテレビで放送する。
例年スカラ座は12月7日からシーズンが始まるが、伝統的な開幕日のオペラ上演が中止となるのは第2次大戦以降で初めて。
今年は、世界的に有名なオペラ歌手プラシド・ドミンゴを始め、各国のオペラ歌手やバレエダンサーが参加するアリアやデュエットのショーを企画している。事前に録画する演目もあるが、一部はテレビの生中継を予定している。
スカラ座では先月、歌手や演奏家の多数が新型コロナに感染し、合唱隊や楽団のメンバー全員が隔離を余儀なくされた。 2020-11-26T050733Z_1_LYNXMPEGAP061_RTROPTP_1_HEALTH-CORONAVIRUS-ITALY-LASCALA.JPG