[パリ 31日 ロイター] - 女子テニスの元世界ランク1位、セリーナ・ウィリアムズ(39、米国)は31日、全仏オープンを棄権した大坂なおみ(23)の判断を尊重するとの考えを明かした。
全仏オープンでの記者会見を拒否していた大坂は31日、自身の言動が大会の妨げになってはならないとし、大会を棄権する意向を表明。2018年から精神的な問題を抱えていたと説明した。
セリーナはこの日、シングルス1回戦で勝利。試合後、大坂が先週に記者会見が精神的負担になっていると明かしたことや、全仏オープンを棄権したことについて聞かれると「なおみへの同情を感じる」とし、「気持ちが分かるので、彼女をハグしてあげたい。私も同じ状況にいたことがある」と話した。
また、「人によって性格はそれぞれ」とし、「彼女には本人が考えるベストな方法で対処させてあげるべき。彼女はベストを尽くしていると思う」と理解を示した。