[トロント 8日 ロイター] - 男子テニスのステファノス・チチパス(ギリシャ)は、試合中のコーチの助言に関し、ルールを変更するべきと主張した。
テニスでは、試合中にコーチが選手に助言することを禁止している。しかし、チチパスはATPツアーではいまだに試合中のコーチングが行われているとし、「審判のなかには、それに警告する人もいるし、しない人もいる。これまでずっとそうだったので、これからも変わらないし、なくなることはないだろう」とコメント。
そして、「私はコーチングは認められるべきだと思う。コーチがついていても、その効果を十分に発揮できないのであれば意味がない。テニスは自分で判断して決めるスポーツだが、第三者の目線は助けになるし、試合の結果を変えられる可能性もある」と述べ、試合の流れを乱すことなく選手とコーチがコミュニケーションを取ることができるような方法が必要だと語った。
なお、女子のWTAツアーでは2020年、既存のルールでは規制が難しいと判断し、試験的にスタンドからのコーチングを認めることを決定している。