[10日 ロイター] - 東京五輪で金メダルを2つ獲得した陸上男子のラモントマルチェル・ヤコブス(26、イタリア)は、メディアの間で浮上したドーピング疑惑を一蹴。東京大会での活躍は努力の賜物だと話した。
ヤコブスは男子100メートル決勝で欧州記録の9秒80をマークし、同種目でのイタリア勢初優勝を達成。400メートルリレーでもイタリアの優勝に貢献した。
一気にブレークした陸上のスター選手の中にはドーピング違反者もいたことをふまえ、ヤコブスの活躍を懐疑的に見るメディア関係者もいるが、同選手は9日、イル・メッサジェロ紙に対し「私はこのような論争の影響は受けない」とコメント。
「数多くの犠牲を払って、ここまでやってきた。数々の失敗と負けを経験したが、そのたびに袖をまくり、立ち上がってきた」とし、「今の自分があるのは、これまでの努力のおかげ。記者は書きたいように書けばいい」と話した。