[メルボルン 1日 ロイター] - オーストラリアのビクトリア州は1日、感染力の高い新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大を阻止するため、全てのアスリートを含む約125万人の「就労を許可された労働者」へのワクチン接種を義務づけると発表した。
ビクトリア州が就労を許可する職種には、「プロまたは優れた実績を持つスポーツ選手、プロスポーツの安全な運営をサポートする労働者」などが含まれている。全労働者が10月15日までに1回目、11月26日までに2回目のワクチン接種を終えなければならない。
ビクトリア州にはサッカー、クリケット、ラグビーなど、数十のプロスポーツチームの本拠地があり、テニス、ゴルフ、陸上競技などという競技の拠点でもある。
オーストラリアでこれほど大規模にワクチン接種の義務化を導入したのは、ビクトリア州が初めて。同州が1日に発表した新規感染者数は1143人だった。