[台北 18日 ロイター] - 台湾は18日、リトアニアに事実上の大使館である代表機関を開設した。名称は欧州では初めて「台湾」の名称を用いた。
台湾とリトアニアは、相互に代表機関を置くことで合意。中国は強く反発し、8月に駐リトアニア大使を召還する方針とともに、リトアニアにも駐中国大使の本国召還を要求していた。
台湾外交部(外務省)は、代表機関の開設は、リトアニアとの関係にとって新たな一歩とし、「共有する価値に基づく新たな友好関係を大切にし促進していく」と述べた。
一方、中国外務省は「リトアニア側はこれにより生じる全ての結果に対して責任がある」と指摘し、「リトアニア側がその誤った決定を直ちに訂正することを求める」とした。