[24日 ロイター] - サッカーのイタリア2部、セリエBのパルマでプレーする元イタリア代表GKジャンルイジ・ブフォンは、自身がかつて活躍したセリエAのユベントスについて、クリスティアノ・ロナルドの加入で「チーム一丸になるというDNAが失われた」と述べた。
ロナルドは、ユベントスでの2018─19シーズンからの3年間で135試合に出場し、101得点をマーク。リーグ優勝2回などに貢献したが、欧州チャンピオンズリーグ(CL)では準々決勝までしか進めず。今季からは古巣マンチェスター・ユナイテッド(マンU、イングランド)に再加入した。
一方、2001年にユベントスへ加入し、史上最高のGKの1人と評価される守護神ブフォンは18─19シーズンにロナルドと入れ違いでパリ・サンジェルマン(PSG、フランス)へ移籍。翌シーズンにユベントスへ復帰した。
そのブフォンは米放送局TUDNで、「ユベントスは、彼(ロナルド)の加入1年目、私がPSGにいたシーズンにCLを制覇するチャンスがあったのに、(準々決勝敗退は)何が起きたのか私には理解できなかった」とコメント。
さらに、ブフォンは復帰後のユベントスは「チーム一丸になるというDNAを失っていた」と思ったとし、「2017年にCL決勝に進出できたのは、私たちに経験豊富な選手がそろっていたこともあるが、それ以上に一つのチームであったから。そして、グループのなかでポジションを巡る競争があり、それがとても重要だった。ロナルドが加入したことでそれが失われた」と続けた。
ロナルドが抜けたユベントスは、今季リーグ戦で首位インテルと勝ち点12ポイント差の5位に沈んでいる。