[30日 ロイター] - 男子テニスのツアー団体戦ATPカップ(杯)が来月1月1日に開幕を迎えるが、今大会はロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と男子テニスを長年けん引してきた「ビッグ3」がいずれも不在となる。
フェデラーは複数回受けた膝の手術のリハビリのため欠場し、ナダルは新型コロナウイルスに感染。ジョコビッチは理由を明かさずに大会出場を辞退している。
四大大会最多20勝の記録で肩を並べる3選手が全員欠場となったことで、年始のATPカップは男子テニスの今後を占うという意味合いも含まれることになる。
世界ランキング4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)は「数年後、あるいは3年後にはこういった状況が普通になっていると思う。新たな現実に早めに慣れる。トップ3がいないテニスがどうなるか見てみよう」と話している。