[ベルリン 4日 ロイター] - 陸上男子のラモントマルチェル・ヤコブス(イタリア)が4日、ドイツのベルリンで行われたISTAFベルリン大会の60メートルに、金メダルを2つ獲得した東京五輪以来となる出場を果たし、優勝した。
ヤコブスは昨夏に開催された東京五輪の男子100メートル決勝で欧州記録の9秒80をマークし、同種目でのイタリア勢初優勝を達成。400メートルリレーでもイタリアの優勝に貢献した。
同選手は、決勝を含むダイヤモンドリーグ5大会を欠場するなど五輪以降は競技から離れていたが、復帰戦となった今レースではトップの6秒51でフィニッシュラインを切った。
ヤコブスは先週に英紙デーリー・テレグラフに対し、疲労のために昨季を早々に終了させたと説明。東京五輪での快挙後、過去には一気にブレークした陸上のスター選手の中にドーピング違反者もいたことから、同選手の活躍に懐疑的な見方もあったが、過去に禁止薬物を摂取したことはないし、この先にもないと語っている。