[17日 ロイター] - 北京冬季五輪は17日、フィギュアスケートの女子フリーを行い、坂本花織がショートプログラム(SP)に続きフリーでも自己ベストを更新する153.29点をマークし、合計233.13点で銅メダルに輝いた。
SP3位の坂本は3回転ルッツやフリップとトーループの連続3回転、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)からの3回転と2回転の連続トーループなどジャンプを全て成功。ステップ、スピンもきっちりと決め、ジャンプを含めた全ての要素で加点を得た。
SP5位の樋口新葉は冒頭のトリプルアクセルを成功させたものの、続くルッツとトーループの連続3回転では2本目で転倒し回転不足に。合計214.44点で5位だった。河辺愛菜は23位。
金メダルは合計255.95点のアンナ・シェルバコワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)が獲得。4回転フリップと3回転トーループの連続ジャンプ、単独の4回転フリップで高い出来栄え点(GOE)を獲得し、その他のジャンプも全て着氷した。
4回転を5本組み込んだアレクサンドラ・トルソワ(ROC)は何度かジャンプで乱れ、フリーではトップの177.13点を出したが、合計251.73点で銀メダル。
ドーピング騒動の渦中にあるSP1位のカミラ・ワリエワ(ROC)は、冒頭の4回転サルコー、続くトリプルアクセルで連続ミス。その後のジャンプでも複数の転倒が見られるなど不安定な演技で合計224.09点の4位に終わり、涙を流した。