[ルクラ(リトアニア) 22日 ロイター] - ドイツのランブレヒト国防相は22日、ロシアがウクライナ東部の親ロシア派地域を独立国家として承認したことを受け、ドイツはリトアニアを含む北大西洋条約機構(NATO)東部にさらに軍を派遣する可能性があると述べた。
ランブレヒト国防相は、リトアニアのルクラ基地で同国のアヌサウスカス国防相と共同記者会見を行い「明らかに一段の抑止力を適用する必要がある」と述べた。
リトアニアには約1100人のNATO戦闘部隊が駐屯しており、ドイツ兵はこの約半分を占めている。
これとは別に、英国はエストニアに派遣しているNATO戦闘部隊を800人増強すると明らかにした。
アヌサウスカス国防相は、将来的に予想される増強も含めると、バルト3国に駐屯するNATO軍の規模は約倍増すると予想。年初時点で3国に駐屯するNATO部隊の規模は約3400人だった。