[リビウ(ウクライナ) 3日 ロイター] - ウクライナ当局は3日、東部ハリコフでロシア軍の砲撃などにより、2日からの24時間で民間人34人が死亡したと発表した。
また、南東部の港湾都市マリウポリの市議会は3日、ロシア軍が故意に重要な生活インフラを攻撃し続けたため、市内は水や暖房、電気がない状態となり、食料の供給や市民の避難ができなくなっていると声明で明らかにした。
市議会は、ロシア軍は食料の補給路を断ち、第2次世界大戦でドイツ軍が包囲した旧ソ連のレニングラードのようにマリウポリを包囲しているとし、「マリウポリはまだ攻撃にさらされている。国家が破壊されつつある。これはウクライナ人に対するジェノサイドだ」と訴えた。
また、市内に人々の安全な往来を確保するための人道的回廊の設置を目指しており、インフラの復旧にも努めているとした。
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