[東京 15日 ロイター] - 岸田文雄首相は15日夜、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド皇太子と電話で会談し、原油市場の安定化で連携することを確認したと明らかにした。岸田首相は官邸で記者団に対し、「OPEC(石油輸出国機構)メンバーとしてUAEにさらなる積極的な貢献を働きかけた」と語った。
原油の増産に対する働きかけを行ったかとの質問には、「原油高騰に関わる様々な課題について意見交換した」と説明。その上で「詳細は控えるが、少なくとも国際価格の安定に向けて連携していくことは確認できた」と述べた。
岸田首相は、ウクライナ情勢についても、国連の安全保障理事会の非常任理事国であるUAEと緊密に連携していくことを確認した、と語った。
(久保信博、杉山健太郎)