[ワシントン 29日 ロイター] - バイデン米大統領は29日、シンガポールのリー・シェンロン首相とホワイトハウスで会談した。会談後、両首脳は北朝鮮に対し弾道ミサイル発射実験をやめるよう呼び掛けると同時に、ロシアによるウクライナ侵攻を非難した。
会談後、バイデン大統領は北朝鮮のミサイル発射実験は国連安全保障理事会決議に明確に違反していると述べ、リー首相と懸念を共有していると表明。「挑発行為を控え、真剣かつ持続的な外交交渉に戻るよう北朝鮮に呼び掛ける」と述べた。
このほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議をワシントンで開催するのを楽しみにしていると述べた。ASEAN特別首脳会議は今週予定されていたが、スケジュールの都合で延期された。
リー首相は、米国のインド太平洋地域への関与を歓迎。このほか、ロシアによるウクライナ侵攻を非難し「全ての国の主権、政治的独立、領土保全は尊重されなければならない。主権国家に対する軍事侵攻は容認できない」と述べた。