[29日 ロイター] - 女子アルペンスキーのスター選手、ミカエラ・シフリン(27、米国)は北京冬季五輪で全6種目に出場しながらもメダルを獲得できなかったことについて、今も説明できないと胸の内を明かした。
シフリンは2月の北京五輪前の時点でワールドカップ(W杯)で3回の総合優勝を誇り、五輪で3つのメダルを獲得した実績を持っていた。北京でも活躍が期待されたが、メダルには手が届かなかった。
ザ・プレーヤーズ・トリビューンに掲載された自身のエッセーで「人々はいつも『北京で何があったの』と私に聞く。彼らは何か答えのようなものを求めているが、本当に分からない。メディア対応のときのように、平然を装って一般的な答えを言うこともできるが、私には分からないというのが本当のところ」とコメント。
そして、「人生のうちの2分間。山を下り、速く滑ろうと試み、ミスをしないよう努力する。私のように金メダルを獲得できる時もあるし、また、私のように失敗する時もある」と続けた。