[ロサンゼルス 29日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)は29日、ドメスティックバイオレンス(DV)などの禁止規定に違反したとして、ドジャースの右腕トレバー・バウアー投手に324試合の無給での出場停止処分を科したことを発表した。同試合数は2シーズン分に相当する。
バウアーはレッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を獲得。21年2月に3年1億200万ドル(約132億3000万円)でドジャースと契約したが、女性へ性的暴力などを振るった疑いで調査が始まり、同年の6月末からはたび重なる休職勧告で現在に至るまでプレーしていない。
バウアーは規定違反を繰り返し否定。29日には「可能な限り強い言葉で、私は家庭内暴力や性的暴力のポリシーに反したことを断固否定する」とソーシャルメディアに投稿した。
ドジャースは調査への協力と、暴力を容認しない姿勢を明らかにしつつ、「トレバーにはコミッショナーの決定に異議を申し立てる権利がある」とし、そのプロセス完了までコメントしない意向を示している。