[東京/ソウル 7日 ロイター] - 北朝鮮が7日午後、短距離弾道ミサイルを東岸沖に向けて発射した。
韓国軍によると、新浦付近から0507GMT(日本時間午後2時7分)頃に発射されたのは短距離の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられている。新浦には潜水艦基地やSLBM関連設備などがある。
岸信夫防衛相は会見で、発射されたSLBMは最高高度50キロ、飛翔距離600キロ程度と分析しており、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下と推定していると述べた。
防衛相はまた、北朝鮮が月内に核実験を再開する準備を整えたと米政府が分析していることについて、日本政府も見方を共有しているとし、「早ければ今月中にも準備が整うとみている」と語った。
韓国では北朝鮮に対して厳しい姿勢をみせている尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏の大統領就任式が10日に行われる。北朝鮮のプロパガンダサイトは5日、「米国寄り」の大統領と批判した。
北朝鮮は4日にも弾道ミサイルを発射、日本のEEZ外に落下していた。