[14日 ロイター] - 米上院のマコネル共和党院内総務は14日、事前の予告なしにウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナへの超党派の支援と両国間の関係の強さを示す力強いシグナルだとしてマコネル氏の訪問を歓迎した。
ゼレンスキー氏はビデオメッセージで「防衛や財政面を含むわが国への多方面の支援や、ロシアに対する制裁強化について協議した」と説明。ロシアを「テロ国家」に指定する必要性を強調したともしている。
一方、タス通信によると、ロシアのアナトリー・アントノフ駐米大使は、米のウクライナとの協力強化について警告。地域の情勢は「極めて危険」だと述べ「米国は、2大核保有国の関係を予測不可能な結果に陥らせかねない紛争に、より深く引き込まれつつある」などと語った。
マコネル氏のキーウ訪問には、共和党上院議員のスーザン・コリンズ氏、ジョン・バラッソ氏、ジョン・コーニン氏も同行した。