[19日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は19日のビデオ演説で、ロシア軍が東部ドンバス地域を「完全に破壊した」と述べ、無意味な砲撃を行っていると非難した。
大統領は、ロシア軍ができるだけ多くのウクライナ国民を殺害し、ジェノサイド(大量虐殺)を行っていると批判を繰り返した。
ウクライナ軍が首都キーウ(キエフ)東部のハリコフ地域の解放を進める一方、ロシア軍はドンバス地域への圧力を強めていると指摘。19日のセベロドネツクでの「残虐で全く無意味な砲撃」により12人が死亡したと述べた。
「オデーサ(オデッサ)地方やウクライナ中部の都市には絶え間なく爆撃が行われている。ドンバスは完全に破壊された」と述べた。