[ローマ 25日 ロイター] - イタリアの中道左派、民主党(PD)のエンリコ・レッタ党首は25日、9月25日に実施予定のイタリア総選挙にロシアが介入する恐れがあると警告した。親ロシア派の政党を後押しするために偽情報などを拡散させる可能性があるとしている。
レッタ氏はロイターに対し「イタリア、および欧州全体のために警告する」とし、イタリアの情報機関や欧州連合(EU)の情報操作対策部門が2カ月に及ぶ選挙戦を監視し、外部からの干渉を防ぐことを望むと述べた。ただ、具体的な根拠は示さなかった。
レッタ氏がこうした懸念を表明するのは今回が初めて。ローマのロシア大使館からコメントは得られていない。