[27日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)のメッツは27日、ウィリー・メイズ氏の背番号「24」を永久欠番にすると発表した。MLB公式ウェブサイトが報じた。
メッツで背番号が永久欠番となるのはメイズ氏が7人目。これまではギル・ホッジス、ケーシー・ステンゲル、トム・シーバー、マイク・ピアザ、ジェリー・クーズマン、キース・ヘルナンデスの6人だった。
メイズ氏は51年にニューヨーク・ジャイアンツ(当時)でデビュー。球団がサンフランシスコに移転するまでの6シーズン、ニューヨークでプレーした。72年に再びニューヨークに戻り、メッツで2シーズンプレーして引退した。
通算で打率3割2厘、1903打点をマーク。キャリア最後となる660号本塁打をメッツで達成した。現役最終年の73年にはナ・リーグ優勝決定シリーズの第5戦とワールドシリーズ第2戦でタイムリーヒットを放った。
当時のジョアン・ペイソン・オーナーは、背番号をメッツの永久欠番とする旨を本人と約束していたが、果たされないままに現役引退から約50年が経過していた。
メイズ氏は声明で、約束を実現してくれた現在のコーエン・オーナーに謝意を示し、「ニューヨークに戻ったときの感動は忘れられない。73年ワールドシリーズに出場し、クイーンズで現役を終えられたことを非常に誇りに思う」と述べた。