[メキシコ市 12日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は12日、ウクライナのロシア軍に対する反転攻勢はまだ初期段階だが、ウクライナ軍は「著しい進展」を遂げていると述べた。
訪問先のメキシコで記者会見し、米国などによる支援がウクライナの反転攻勢につながっているとの認識を示した。
ただ、紛争はまだしばらく続く可能性が高いとし、ロシア軍は依然としてウクライナで部隊や兵器を大規模に展開し、一般市民や民間のインフラに対し「無差別」に使用していると指摘。
「侵攻したのはロシアだ。ロシアは自国が払っている代償を考えれば、侵攻をやめることが可能であり、そうすべきだ」と述べた。
また、イラン核合意復活問題について、欧州連合(EU)の提案に対する同国の反応を考慮すると近いうちに合意が成立する可能性は低いと発言。
「イランは合意成立に必要な対応を取ることができないか、もしくはその意向がないようだと言う以外、時期を示すことはできない」と述べた。