[20日 ロイター] - サウジアラビア政府系ファンドが支援するゴルフの新ツアー「リブ・ゴルフ・インビテーショナル・シリーズ(LIV)」に参加した全48選手が、オフィシャルワールドゴルフランキング(OWGR)のチェアマンに対し、LIV参加選手にもランキングポイントを付与するよう求める書簡を送った。
今年6月に開幕したLIVツアーは、ここまで5大会を開催。世界ランキング3位で今年の全英オープン選手権を優勝したキャメロン・スミス(オーストラリア)やダスティン・ジョンソン、ブライソン・デシャンボー、ブルックス・ケプカ(いずれも米国)といったメジャー優勝経験者も参加している。LIVはゴルフの4大メジャー大会への出場権を左右する世界ランキングへの認定を7月に申請し、現在も審査が行われている。
選手らはOWGRチェアマンのピーター・ドーソン氏に宛てた書簡で、LIV参加選手が含まれずに毎週更新されることは世界ランキングの「歴史的価値が損なわれていく」とし、「スポーツ界の真の政治家の1人として、信頼を維持するためにLIVの大会結果をOWGRのランキング計算に遡及して含めるという適切な行動を取るよう強く求める。LIVのないOWGRは不完全で不正確なものになる」と訴えた。