[26日 ロイター] - 米航空宇宙局(NASA)は26日、小惑星の地球衝突を回避するために設計された世界初の惑星防衛システムを実証するため、地球から約1100万キロ離れた小惑星に探査機を体当たりさせる実験を行った。
探査機「DART」は昨年11月に打ち上げられ、約10カ月かけて小惑星「ディモルフォス」に到達した。
首都ワシントン郊外の施設では探査機からの画像によるライブ配信が行われ、自動販売機ほどの大きさの衝突体がサッカー競技場ほどもあるディモルフォスに突入する様子が映し出された。
実験が成功したかどうかは、来月に地球上の望遠鏡で小惑星を観測するまで分からないという。ただ、NASA関係者はこの日の実験の結果を歓迎し、探査機が設計通りに動作したようだと述べた。