[キーウ(キエフ) 17日 ロイター] - ロシアとウクライナの双方は17日、ウクライナ人女性108人を含む合計218人の捕虜交換を実施した。規模はこれまでで最大級となる。
ウクライナのゼレンスキー大統領はこれを受けて同日夜の演説で、ロシアに拘束されている兵士の解放を容易にするため、捕虜を増やすよう軍に促した。
「この成功に関わった全ての人に感謝する。交換資金の補充や敵の捕獲に関与する人たちにも感謝する」と表明。
「ロシア人捕虜が増えれば、それだけ早くわれわれの英雄を解放することができる。ウクライナの兵士、前線指揮官はこのことを肝に銘じるべきだ」と述べた。
ウクライナのイェルマーク大統領府長官によると、解放されたウクライナ人は全員が女性。このうち12人は民間人。また、37人は南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所が5月にロシア軍に制圧された際に捕虜になっていた。
ウクライナ内務省によると、一部の女性は東部で親ロシア派に拘束された後、2019年から捕虜となっていた。
東部の親ロシア派当局者によると、ウクライナは80人の民間人船員と30人の軍関係者を解放する。
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