[ソウル 19日 ロイター] - 韓国合同参謀本部は19日、北朝鮮が18日夜に東岸と西岸から砲弾を発射したと発表した。韓国が北朝鮮の核・ミサイル脅威を想定した定例の軍事演習を開始したことを受けた。
砲撃は現地時間午後10時頃(日本時間も同じ)、西岸から約100発、東岸から約150発発射されたという。
北朝鮮はその後、韓国軍が18日に数十発の砲弾を発射したため、対応措置を取ったと発表。「重大な警告」を発する狙いがあるとした。
国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、朝鮮人民軍総参謀部は韓国による「対北の軍事演習が必死に進められている」とし「強力な軍事的対応措置」として威嚇・警告射撃を行ったと表明した。
「敵は前線地域での軍事的緊張激化を招く向こう見ずで扇動的な挑発行為を直ちに停止すべきだ」とした。
韓国軍は17日、北朝鮮の核・ミサイルの脅威を想定した定例の野外機動演習「護国訓練」を開始。22日までの予定で、米国や日本との共同訓練も含まれる。