[ソウル 12日 ロイター] - 韓国の尹錫悦大統領は12日、安全保障や気候変動などの問題に対処するため、日中韓3カ国による首脳会談を含めた対話メカニズムの構築を提案した。大統領府が発表した。
尹氏はこの日開かれた日中韓と東南アジア諸国連合(ASEAN)による首脳会談で、戦争や権利侵害に起因する将来の危機や、気候変動がもたらす食糧・エネルギー安全保障へのリスクを乗り越えるための協力を強化するよう呼びかけた。
また、北朝鮮の一連の挑発行為や核・ミサイル能力の増強は、国際社会にとって深刻な脅威であると指摘。
北朝鮮が再び大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し、7回目の核実験を行った場合、国際社会は団結して対応すべきだと強調した。
一方、北朝鮮が非核化を決定した場合、韓国は経済支援を模索するとした。
大統領府によると、ASEAN首脳は北朝鮮の核開発計画に懸念を示し、北朝鮮に地域の平和を脅かすことをやめ、非核化交渉に応じるよう呼びかけた。