[ドーハ 29日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会に出場しているベルギー代表の主将エデン・アザールが29日、チーム内で摩擦が起きているとの報道を否定した。
世界ランキング2位のベルギーだが、1次リーグF組で初戦のカナダ戦では1─0で辛勝したものの、モロッコと対戦した第2戦では0─2とまさかの黒星。決勝トーナメント進出に進むには、最終戦でクロアチアに勝利しなければ厳しい状況となっている。
モロッコ戦の敗戦後、MFケビン・デブルイネがW杯で優勝するには選手が高齢過ぎると発言したと報じられるなど、チーム内での不仲説が浮上しているが、アザールは記者会見で「ロッカールームでは何も起きていない。(ロベルト・マルティネス)監督が話しただけ。ケビン・デブルイネとは話したが、彼はチームを信じている」とコメント。
そして、「選手たちの間で話をした。いいことも、そうでないことについても話し合った。クロアチア戦で勝ちたいと思っている。2日間、準備の時間がある。万全を期しなければ」とも話した。
また、アザールとともに記者会見に出席したGKティボー・クルトワは不仲報道がチームの刺激になったとし、「多くのうそが報じられていることが問題。起きていないことが伝えられている。昨日、みんながオープンに意見を述べ、全てが明らかになった」と述べた。