[アルラヤン(カタール) 9日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は9日、各地で準々決勝を行い、前回準優勝のクロアチアはPK戦の末に優勝5回を誇るブラジルを下し、4強入りを果たした。
試合はスコアレスのまま延長戦に突入。ネイマールが同前半アディショナルタイムに、ペレ氏のブラジル歴代最多得点に並ぶ代表通算77得点目を決めて、チームに先制点をもたらした。
ただ、クロアチアも同後半12分に交代出場のブルーノ・ペトコビッチが同点ゴール。1─1のまま試合終了を迎え、PK戦にもつれ込むと、クロアチアは4人全員が成功させたのに対し、ブラジルは2人が失敗し、PKスコア4─2でクロアチアが準決勝進出を決めた。
クロアチアのズラトコ・ダリッチ監督は、「クロアチアの人々のための勝利。最初から最後まで素晴らしい試合だった。われわれは、最有力候補を敗退に追い込んだ」としながらも、「これはまだ終わりではない。前に進み続けよう」と語った。