[アルラヤン(カタール) 9日 ロイター] - サッカーのフランス代表を率いるディディエ・デシャン監督は9日、翌日のワールドカップ(W杯)カタール大会準々決勝のイングランド戦に向けて、油断大敵の姿勢を示した。
デシャン監督は「イングランドは攻守の切り替えに優れ、ゴールの半分以上は素早いカウンターから生まれている。さらに確かな技術力、得点能力、高度なセットプレーも兼ね備えている」と警戒した。
フランスではFWキリアン・エムバペの活躍に注目が集まる。同選手は今大会最多の5ゴールを挙げて、連覇を目指すチームの勝ち上がりに貢献している。
デシャン監督は、そのエムバペを「イングランドも対策してくるだろうが、キリアンは違いを生み出せる選手。前の試合(ポーランド戦)では、彼はベストの状態でなかったが、それでも決定的なプレー(2得点)をした」とたたえると同時に、「私たちにはほかにも危険な選手たちがいる」と層の厚さにも自信を見せた。