[ドーハ 15日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)で36年ぶり優勝を目指すアルゼンチン代表は、18日に行われる決勝のフランス戦に万全に近い状態の戦力で臨める状況となっている。
3─0で勝利した準決勝のクロアチア戦では、ゴンサロ・モンティエルとマルコス・アクーニャが累積警告による出場停止だったが、大一番では両選手が戻ってくる。
特に左サイドバックのアクーニャは今大会、リオネル・スカロニ監督率いるチームで不可欠の存在となっており、出場停止だった試合を除く全5試合に出場(4試合は先発)。準々決勝のオランダ戦ではデュエル(1対1の守備)で13回中9回勝利し、ドリブル成功率は100%でPKも獲得する働きだった。
決勝ではフランスのウスマン・デンベレと対峙するとみられ、そのサイドを制するにはアクーニャは重要な戦力となる。
また、アンヘル・ディマリアも決勝に万全の状態で挑めると見込まれている。ディマリアは1次リーグのポーランド戦で太ももを負傷し、直近の3試合ではわずか9分しかプレーしていなかった。
ディマリアは昨年の南米選手権決勝で宿敵ブラジル相手にゴールを決め、アルゼンチンの28年ぶりの主要タイトル獲得の立役者となった。アルゼンチンにとって通算3回目のW杯制覇に向け、ディマリアはフレッシュな状態で最後の戦いに臨める。