[リマ 10日 ロイター] - ペルー検察当局は10日、カスティジョ前大統領の罷免と拘束に反発するデモ隊との衝突で昨年12月以降、少なくとも40人が死亡し、多数の負傷者が出た問題を巡り、ボルアルテ新大統領と閣僚の捜査を開始したことを明らかにした。
ただ10日夜に行われた新政権に対する信任投票は大差で可決された。
検察当局は、ボルアルテ大統領、オタロラ首相、チャベス国防相、ロハス内相を「虐殺」などの容疑で捜査していると表明した。
人権団体は当局がデモ参加者に銃器を使用し、ヘリコプターから発煙弾を投下したと非難。軍はデモ参加者が武器と手製の爆弾を使用したと主張している。