[モントレーパーク(米カリフォルニア州) 22日 ロイター] - 米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のモントレーパークにあるダンススタジオで21日午後10時過ぎに銃撃事件があった。警察によると、10人が死亡し、10人が負傷した。現場から逃走した容疑者の男はその後自殺した。
モントレーパークはアジア系住民が多く暮らす地域で、現場周辺では春節(旧正月)を祝うイベントが行われていた。事件現場となった「スター・ボールルーム・ダンススタジオ」のウェブサイトによると、施設内でも春節のパーティーが開かれていた。利用者の大半は中年や高齢者だとスタッフは話した。
ロサンゼルス郡の保安官は22日午後の記者会見で、犯人は72歳の男で、大容量弾倉がある銃を所持していたと説明。車で逃走していたが22日午前に現場から約34キロ離れた場所で警察に追い詰められ、自殺した。動機は分かっていないという。
近隣のアルハンブラにあるダンス施設にも21日深夜に銃を持った男が乱入していたが、保安官は同一人物だと確認した。2件目の施設では居合わせた人々が銃をつかんだため発砲には至らず逃走していた。
米国では銃撃事件が相次いでおり、今回の事件は、昨年5月にテキサス州の小学校で起きた乱射事件で19人の生徒と2人の教師が死亡した事件以来の死者数となった。