[10日 ロイター] - トルコ南部のシリア国境近くで発生した大地震で被災し、現在も行方不明となっているサッカーのガーナ代表MFクリスティアン・アツ(31)のパートナーが、がれき撤去のための機材支援を呼びかけた。
トルコ1部ハタイスポルに所属するアツは、6日に発生したマグニチュード(M)7.8の地震後にがれきの下敷きとなり消息不明と報じられていた。その後にクラブ側から救出されたと発表されたが、依然として公に姿が確認されていない。また、同クラブのスポーツディレクターは、まだがれきの下に埋もれている可能性があるという。
アツのパートナーのクレア・ルピオさんは10日、英BBCに対し「クラブは、彼は発見され、病院に搬送されたと言ったが、その11時間後に、私の子どもたちはラジオで彼がいまだにどこにいるか分からないと聞かなければならなかった」とコメント。
そして、「私は今も彼が生きていると信じているし、祈っている。ハタイスポル、トルコ政府、英政府にがれきの中から人々を、特に私のパートナーであり、子どもたちの父を救出するための機材を送るよう求める」と支援を訴えた。
アツはイングランド・プレミアリーグのチェルシーやニューカッスルなどでもプレー。昨年9月、ハタイスポルに入団していた。