[フリドリー(米ミネソタ州) 3日 ロイター] - 米東部ニューヨーク州の大陪審に起訴されたトランプ前大統領が罪状認否を控えマンハッタンに到着したニュースが伝えられる中、バイデン現大統領は3日、中西部ミネソタ州で工場視察などの日程を淡々とこなした。
トランプ氏は2024年大統領選への再出馬を表明している。バイデン氏も再選を目指すとみられているが、バイデン氏とその周辺、民主党のストラテジストらは、トランプ氏に関するコメントを当面は最低限に抑え、1兆ドルのインフラ投資法案など就任後2年の実績を強調し、国民に「仕事を終わらせる」ための再選を訴えたい考え。
バイデン氏はミネソタでエンジンメーカーのカミンズの工場を視察し、自身の就任以来、1200万人以上の雇用が創出されたと強調。歴代大統領が4年間かけて生み出した雇用より多いと主張した。
この日唯一トランプ氏に触れたのは財政赤字を1兆ドル削減した自身の功績について話した時で「この(大統領)職の前任者は2兆ドル増やした」と述べた。
トランプ氏は4日に出頭し、顔写真の撮影や指紋の採取を経て裁判所に出廷する見通し。バイデン氏は科学技術の諮問委員会と会談する予定。