[パリ 5日 ロイター] - サッカーのフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)を率いるクリストフ・ガルティエ監督は、同クラブのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがサウジアラビアへの無断渡航により活動停止処分となったことについて、「私は関係していない」と語った。
メッシは先月30日にPSGが敗戦したリーグ戦後の練習に参加する予定だったが、無許可でサウジアラビアへ渡航。そのため、クラブは同選手に2週間の活動停止処分を下すとともに、3シーズン目の契約オプションの行使を断念したと仏紙レキップが2日に報じた。
ガルティエ監督は記者会見で、「今週始めに理事会からメッシの活動停止について知らされた。私はクラブに雇われている立場。今回の決定に私は関係していない」とコメントした。
PSGはリーグ戦で首位に立っているものの、前節での黒星で2位マルセイユとの勝ち点差は残り5試合で5ポイントに縮んだ。また、今年は3月に欧州チャンピオンズリーグでベスト16敗退を喫するなど、思うような結果が出せていない。
ガルティエ監督は「レオ(メッシの愛称)の活動停止により、パフォーマンスの低下に拍車がかかった。ここまでいい期間だったとは言えない。私たちには達成すべき目標があり、選手たちは懸命に努力している。私たちは集中して取り組んでいる」とも話した。