[パリ 28日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは28日にパリのローランギャロスで試合を行い、女子シングルス1回戦でベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカがウクライナのマルタ・コスチュクにストレート勝ちした。
第2シードのサバレンカは第1セットを6─3で取ると、続くセットも6─2で完勝だった。なお試合後に選手同士が握手するのが慣例となっているが、コスチュクはサバレンカとの握手を拒否し、観客からはブーイングが起きた。
コスチュクはウクライナ侵攻を理由にロシアやベラルーシの選手とは握手をしないと話していた。
サバレンカはコスチュクの選択を理解できると話す一方、コスチュクは「彼女(サバレンカ)は個人的に戦争を支持していないと決して表明しない。戦争がそこにあるのだから、ジャーナリストは選手への質問を変えるべきだと思う」と述べた。
第3シードのジェシカ・ペグラ(米国)は同胞のダニエル・コリンズに6─4、6─2のストレート勝ち。第8シードのマリア・サカリ(ギリシャ)はノーシードのカロリナ・ムホバ(チェコ)にストレート負けを喫し、初戦で敗退した。