[シドニー/オークランド 20日 ロイター] - オーストラリアとニュージーランドの共催となるサッカーの女子ワールドカップ(W杯)は20日に開幕し、両国がそろって初戦で白星を挙げた。
開会式ではマオリの伝統舞踊ハカなどが披露され、式典後に行われた開幕戦でA組のニュージーランドはノルウェーと対戦。後半3分にスピードに乗った攻撃からゴール前に走り込んだハンナ・ウィルキンソンが右クロスを押し込み先制すると、これが決勝点となり1─0で勝利した。
会場には4万2137人の観客が押し寄せ、ニュージーランドの国際試合最多動員記録となった。
B組のオーストラリアもアイルランドに1─0の勝利。今大会の顔とも言えるサマンサ・カーがふくらはぎの負傷により最初の2試合に出場できないという事態に直面したが、後半序盤にPKのチャンスを得ると、これをステフ・カトリーが決めた。
シドニーのスタジアムには7万5784人のファンが観戦に訪れた。
C組の日本「なでしこジャパン」は22日にザンビアとの初戦を迎える。