[オークランド 20日 ロイター] - サッカーの女子ニュージーランド代表が20日にワールドカップ(W杯)初勝利を挙げ、同国の首相がチームを祝福に訪れるなど歓喜に沸いている。
オーストラリアとニュージーランド共催の女子W杯は20日に開幕戦を迎え、ニュージーランドは後半3分のハンナ・ウィルキンソンのゴールでノルウェーに1─0の白星を飾った。
ニュージーランドは今回が6回目のW杯出場だがこれまでに同大会で一度も勝ったことがなく、1995年優勝国のノルウェーが相手とあり、引き分けでも大きな成果と言われるほど下馬評は低かった。
会場にはニュージーランドの国際試合最多動員記録となる4万2137人の観客が集まり、ウィルキンソンがゴールを決めた際には大歓声が沸き上がった。同選手は記者団に対し、「母国のため、そしてニュージーランドで、ホームの観衆の前で、母国の誇りになるようなプレーができたことを本当にうれしく思う。今夜は素晴らしいサポートがあったし、それが違いを生み出したと思う」と話した。
ジトカ・クリムコバ監督は、試合後にニュージーランドのクリス・ヒプキンス首相もロッカールームに祝福に訪れたと明かし、「彼はとても、とても誇りに思っていた。きっとサッカーをプレーしている彼の娘にはより大きな刺激を与えたと思う」と語った。