Karen Lema Neil Jerome Morales
[マニラ 3日 ロイター] - フィリピン南部の大学の体育館で3日、キリスト教のミサが行なわれている最中に爆弾が爆発し少なくとも4人が死亡、50人が負傷した。過激派組織「イスラム国」(IS)が通信アプリ「テレグラム」を通じて犯行声明を出した。
マルコス大統領はISの声明に先立ち「外国のテロリストによる無分別で最も凶悪な行為を最も強い言葉で非難する」と述べた。
爆発があったのはミンダナオ島中部マラウイ。2017年にIS支持勢力に5カ月間占拠された。
マルコス大統領は短文投稿サイトのX(旧ツイッター)に「市民の保護と安全、そして被害を受けたコミュニティーの安全を確保するよう国家警察と軍隊に指示した」と投稿した。
テオドロ国防相は記者会見で、「テロ活動」の犯人を処罰するための法執行活動を継続すると表明した。
今回の爆発はフィリピン南部の親ISグループに対する一連の軍事作戦に続くものであったといい、陸軍のブラウナー司令官は「報復攻撃の可能性がある」と記者会見で語った。
一方、ローマ教皇フランシスコは爆発の犠牲者のために祈りをささげた。