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ボーイング、スピリット・エアロ買収へ協議 737増産も延期

発行済 2024-03-04 08:20
更新済 2024-03-04 08:27
© Reuters. 米航空機大手ボーイングが、主要サプライヤーで元子会社の航空機部品スピリット・エアロシステムズの買収に向けた協議を進めている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)

Abhijith Ganapavaram Allison Lampert Valerie Insinna

[1日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは1日、元子会社の航空機部品大手スピリット・エアロシステムズ買収に向けた協議を進めていると発表した。

発表文で「再統合で安全性がさらに強化され、品質向上につながり、顧客、従業員、株主の利益に貢献すると考えている」と説明。スピリット・エアロも協議が進んでいることを確認した。

また、ボーイングはジェット旅客機「737」増産計画の延期をサプライヤーに伝えた。ドアが吹き飛んだ事故に関して信頼の回復を図るとともに、規制当局の要請に応じる。

ボーイングは2005年にスピリット・エアロを分離・独立させたが、近年はコスト圧力などの問題に苦慮。同社を再び傘下に収めれば製造をよりコントロールできるようになる。

スピリット・エアロの株価は15%高で1日の通常取引を終え、引け後の時間外取引では2.3%上昇した。一方、ボーイング株は1.8%安で終了し、引け後は横ばい。

ボーイングがサプライヤーに示した最新の737生産計画によると、同社は月産38機から42機への増産を、当初目標の2月から6月に延期。ロイターが確認した同計画によると、その後の増産も延期している。

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