Stephanie van den Berg
[ハーグ 30日 ロイター] - 国際司法裁判所(ICJ)は30日、パレスチナ自治区ガザでジェノサイド(集団殺害)の危機が深刻化しているとして中米ニカラグアが申し立てていた、ドイツの対イスラエル武器輸出の停止命令を求める訴えを却下した。ただ、ガザの「壊滅的な生活状況」には深い懸念を表明した。
ニカラグアは、イスラエルへの武器輸出は国際人道法やジェノサイド条約に反すると主張していた。
ドイツの代表は判断を歓迎。記者団に対し「私たちは国際法を順守しているし、今後もそうし続ける」と語った。