[マドリード(スペイン) 1日 ロイター] - テニスのマドリード・オープン(OP)は1日、マドリードで男子シングルス準々決勝を行い、ロシア出身のアンドレイ・ルブレフが大会2連覇中のカルロス・アルカラス(スペイン)を下し、4強入りを果たした。
第7シードのルブレフは第2シードのアルカラスに第1セットで4─6と先手を許したが、続くセットで6─3と取り返すと、第3セットも6─2で制して逆転勝利。マドリードOPでは自身初の準決勝進出を決めた。
4連敗中だったルブレフは「今週はいいかもしれないが、来週になって再び同じ状況になるかもしれない。だから『全てが順調』などと思い始めない方がいい。シーズン初めに起きたのはそういうことだから。6週間全く勝てなかった。だから何も考えない方がいい」と気を引き締めた。
一方、右腕のけがでマスターズ・モンテカルロ大会とバルセロナOPを欠場し、腕にコンプレッションスリーブを着用して今大会に臨んだアルカラスは「前腕のことを考えずに普段通りにフォアハンドを打てるようになるため頑張らないといけない。今日は昨日よりもそのことを考えた」と話し、ローマで行われる大会でもスリーブを使用する考えを示した。
そのほか、テーラー・フリッツ(米国)がフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を下した。第1シードのヤニク・シナー(イタリア)は股関節の負傷で棄権し、フェリックス・オジェアリアシム(カナダ)の不戦勝となった。