■NY株式:NYダウは115ドル高、貿易戦争への懸念が重し
15日の米国株式相場はまちまち。
ダウ平均は115.54ドル高の24873.66、ナスダックは15.07ポイント安の7481.74で取引を終了した。
週間新規失業保険申請件数が50年ぶりの低水準となったほか、NY連銀製造業景況指数が予想を上振れたことが好感され買いが先行。
しかしながら、米中貿易摩擦への警戒感が根強く、上値の重い展開となった。
セクター別では、消費者・サービスや運輸が上昇する一方で素材や食品・飲料・タバコが下落した。
玩具メーカーのハズブロ(HAS)やマテル(MAT)は、9月に破産した玩具小売のトイザラスが再建を断念し、米国内の全店舗の閉鎖を検討しているほか、商品納入業者への支払いを一時停止していることが報じられ下落。
小売大手のウォルマート(WMT)は、オンライン事業部門の元幹部から内部告発を受け売られた。
一方で、ディスカウントストアのダラー・ゼネラル(DG)は、11-1月期の既存店売上高が予想を上振れ上昇。
半導体のブロードコム(AVGO)は、バンク・オブ・アメリカがトップ推奨銘柄に指定し堅調推移となった。
連邦エネルギー規制委員会(FERC)がパイプライン運営などエネルギー事業を収益源とする共同投資事業形態(MLP)に対する税額控除制度の一部を廃止し、天然ガスのウィリアムズ・カンパニーズ(WMB)などに売りが広がった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:貿易戦争に対する過度の警戒感は低下
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円87銭から106円41銭まで上昇し106円37銭で引けた。
保護貿易推進派のナバロ国家通商会議委員長が「世界の貿易戦争を勃発させることなく関税を導入させることは可能」と発言し、貿易戦争に対する過度の警戒感は後退し、ドル買いやリスク選好の円売りが観測された。
ただ、モラー特別検察官がロシアとの取引を探るためトランプオーガニゼーションに対し召喚状を送付したとの報道でロシアゲート疑惑が再燃し、伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.2356ドルから1.2300ドルへ下落して1.2303ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)が金融政策の変更に依然慎重であるほか、イタリアでポピュリズム政党が主導する可能性が懸念され、ユーロ売りが優勢となった。
ユーロ・円は、130円57銭から131円04銭のレンジで推移した。
ポンド・ドルは、1.3926ドルから1.3998ドルへ上昇。
ドル・スイスは、0.9458フランから0.9520フランへ上昇した。
■NY原油:続伸で60.96ドル、一部で供給不安が指摘される
NY原油先物4月限は続伸(NYMEX原油4月限終値:60.96 ↑0.23)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.23ドルの61.19ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めて一時61.54ドルまで買われた。
米国内のシェールオイル生産拡大に対する警戒感は消えていないが、一部で供給不安が指摘されており、原油先物は底堅い動きを見せた。
雇用や企業景況感に関連した経済指標が改善したことも買い材料となったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.10ドル -0.04ドル(-0.12)
モルガン・スタンレー(MS) 57.22ドル +0.23ドル(+0.40%)
ゴールドマン・サックス(GS)266.61ドル +2.18ドル(+0.82%)
インテル(INTC) 50.88ドル -0.98ドル(-1.89%)
アップル(AAPL) 178.65ドル +0.21ドル(+0.12%)
アルファベット(GOOG) 1149.58ドル +0.09ドル(+0.01%)
フェイスブック(FB) 183.86ドル -0.03ドル(-0.18%)
キャタピラー(CAT) 154.57ドル +2.03ドル(+1.33%)
アルコア(AA) 46.93ドル +0.36ドル(+0.77%)
ウォルマート(WMT) 87.51ドル -0.16ドル(-0.18%)
スプリント(S) 5.26ドル -0.01ドル(-0.19%)
15日の米国株式相場はまちまち。
ダウ平均は115.54ドル高の24873.66、ナスダックは15.07ポイント安の7481.74で取引を終了した。
週間新規失業保険申請件数が50年ぶりの低水準となったほか、NY連銀製造業景況指数が予想を上振れたことが好感され買いが先行。
しかしながら、米中貿易摩擦への警戒感が根強く、上値の重い展開となった。
セクター別では、消費者・サービスや運輸が上昇する一方で素材や食品・飲料・タバコが下落した。
玩具メーカーのハズブロ(HAS)やマテル(MAT)は、9月に破産した玩具小売のトイザラスが再建を断念し、米国内の全店舗の閉鎖を検討しているほか、商品納入業者への支払いを一時停止していることが報じられ下落。
小売大手のウォルマート(WMT)は、オンライン事業部門の元幹部から内部告発を受け売られた。
一方で、ディスカウントストアのダラー・ゼネラル(DG)は、11-1月期の既存店売上高が予想を上振れ上昇。
半導体のブロードコム(AVGO)は、バンク・オブ・アメリカがトップ推奨銘柄に指定し堅調推移となった。
連邦エネルギー規制委員会(FERC)がパイプライン運営などエネルギー事業を収益源とする共同投資事業形態(MLP)に対する税額控除制度の一部を廃止し、天然ガスのウィリアムズ・カンパニーズ(WMB)などに売りが広がった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:貿易戦争に対する過度の警戒感は低下
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円87銭から106円41銭まで上昇し106円37銭で引けた。
保護貿易推進派のナバロ国家通商会議委員長が「世界の貿易戦争を勃発させることなく関税を導入させることは可能」と発言し、貿易戦争に対する過度の警戒感は後退し、ドル買いやリスク選好の円売りが観測された。
ただ、モラー特別検察官がロシアとの取引を探るためトランプオーガニゼーションに対し召喚状を送付したとの報道でロシアゲート疑惑が再燃し、伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.2356ドルから1.2300ドルへ下落して1.2303ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)が金融政策の変更に依然慎重であるほか、イタリアでポピュリズム政党が主導する可能性が懸念され、ユーロ売りが優勢となった。
ユーロ・円は、130円57銭から131円04銭のレンジで推移した。
ポンド・ドルは、1.3926ドルから1.3998ドルへ上昇。
ドル・スイスは、0.9458フランから0.9520フランへ上昇した。
■NY原油:続伸で60.96ドル、一部で供給不安が指摘される
NY原油先物4月限は続伸(NYMEX原油4月限終値:60.96 ↑0.23)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.23ドルの61.19ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めて一時61.54ドルまで買われた。
米国内のシェールオイル生産拡大に対する警戒感は消えていないが、一部で供給不安が指摘されており、原油先物は底堅い動きを見せた。
雇用や企業景況感に関連した経済指標が改善したことも買い材料となったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.10ドル -0.04ドル(-0.12)
モルガン・スタンレー(MS) 57.22ドル +0.23ドル(+0.40%)
ゴールドマン・サックス(GS)266.61ドル +2.18ドル(+0.82%)
インテル(INTC) 50.88ドル -0.98ドル(-1.89%)
アップル(AAPL) 178.65ドル +0.21ドル(+0.12%)
アルファベット(GOOG) 1149.58ドル +0.09ドル(+0.01%)
フェイスブック(FB) 183.86ドル -0.03ドル(-0.18%)
キャタピラー(CAT) 154.57ドル +2.03ドル(+1.33%)
アルコア(AA) 46.93ドル +0.36ドル(+0.77%)
ウォルマート(WMT) 87.51ドル -0.16ドル(-0.18%)
スプリント(S) 5.26ドル -0.01ドル(-0.19%)