[16日 ロイター] - 米リジェネロン・ファーマシューティカルズは16日、同社が開発した新型コロナウイルス抗体カクテル療法について、オミクロン変異株に対し効果が弱まると明らかにした。デルタ株にはなお有効とした。
一方、英アストラゼネカは、同社の抗体カクテル療法「Evusheld」について、オミクロンに対してウイルスへの防御力の目安となる「中和活性」の値が変わらなかったことが実験で分かったと明らかにした。
同社は「Evusheld」のさらなる分析を同社と第三者機関が進めているとし、近くデータを公表する予定としている。
現在、世界77カ国でオミクロン株の感染が確認されている。
ドイツの研究チームは今週、米イーライリリーとリジェネロンがそれぞれ開発した新型コロナ抗体カクテル療法が、オミクロン変異株に対しほぼ無効という実験結果を発表していた。