三井住友トラスト (T:8309):4622円(前日比+153円)
大幅続伸。
米利上げペースの加速化期待を背景に、欧米市場では銀行株が一段高となっており、東京市場でも銀行株への関心があらためて高まる状況になっている。
同社に関しては、大和証券では投資判断を「3」から「2」に格上げ、安定的な増益トレンドや市場連動性の高さなどを評価しているようだ。
また、みずほ証券でも買い推奨継続で、目標株価を5300円に引き上げている。
東海運 (T:9380):456円(前日比-50円)
急落。
ロシアのプーチン大統領の来日を手掛かりに、ロシア関連の一角として株価の水準訂正を続けてきた銘柄だが、前日の来日を受けて、目先の出尽し感が強まる展開になっているもようだ。
東証2部銘柄などを中心に、ロシア関連の材料株と位置づけられてきた銘柄の下げが目立っている。
足元で、カジノ法案成立を受けてカジノ関連が下落した流れも意識されている。
大有機化 (T:4187):1049円(前日比+150円)
ストップ高。
伸縮度の高い導電性アクリル樹脂を開発したと報じられている。
一般的な導電性ゴムに比べて2.5倍以上に伸び、心拍数や血圧を測る「スマート衣料」などウェアラブル機器向けセンサーの需要を見込むとしている。
成長期待が高いウェアラブル関連としての注目度が高まり、短期資金の関心が高まっているようだ。
太陽誘電 (T:6976):1432円(前日比+93円)
大幅続伸。
SMBC日興証券では投資判断を「3」から「2」に格上げ、目標株価は600円から1200円に引き上げている。
同社にとって円安の恩恵は大きく、1ドル=120円であれば、1株当たりの企業価値は2000円と試算しているようだ。
足元の円安で、自動車や産機向け受動部品準備のための原資は確保できるとみられ、課題であった過少投資によるキャパシティ不足などの問題は解消の可能性と。
日本ペイント (T:4612):3110円(前日比-85円)
大幅続落。
シンガポールのウットラムとのアジアの合弁会社を、数年内に完全子会社化する検討に入ったと報じられている。
現在、同社はウットラムから8社の株式を51%ずつ取得しているが、数年以内の完全子会社化を検討していると伝わっており、成長性の高いアジアでの収益確保を目指すようだ。
ただ、エクイティファイナンスも検討とされているなど、資金負担増を警戒する動きが先行へ。
シリコンスタ {{|0:}}:3695円(前日比-500円)
大幅続落。
16年11月期業績の下方修正を発表している。
営業損益見通しは3.00億円の黒字から4.05億円の赤字(前期は2.66億円の黒字)へと引き下げた。
売上高の大幅な期初計画未達が響いた。
開発推進・支援事業の売上高は期初計画42.38億円を13.28億円下回る29.09億円、コンテンツ事業については計画40.08億円を10.32億円下回る29.75億円となる見通し。
販管費の抑制に努めたものの補えなかったという。
クルーズ (T:2138):2620円(前日比+179円)
3日ぶり大幅反発。
ワールドリンクの設立に伴い越境EC事業を開始すると発表している。
「SINA(新浪)」と「Weibo(微博)」の圧倒的な集客力と、同社のEC運営ノウハウやECシステムを活用して、海外で簡単に商品を販売することができる越境ECの仕組みを構築することができ、中国をはじめとしたアジア圏での事業拡大を目的とした日本のブランドやメーカーに対して、販売からプロモーションに至るまでワンストップで提供するという。
Gunosy {{|0:}}:1425円(前日比+155円)
大幅に4日続伸。
17年5月期の上期(16年6-11月)業績を上方修正している。
営業利益見通しは3.19億円から6.21億円(前年同期の単体は1.77億円)へと引き上げた。
新規ダウンロード(DL)数の伸長及びDLしたユーザーの継続率が好調であったことに伴いアクティブユーザー数が増加し、Gunosy Ads売上高が順調に推移した。
また、外部パートナーとの連携によりアドネットワークに係る売上高も好調に推移したという。