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38.93円高の16584.75円(出来高概算6億8000万株)で前場の取引を終えている。
日経平均は続伸で始まった。
19日の米国市場は反落となっていたが、為替相場がやや円安に振れて推移していることや日銀の追加緩和期待などが材料視されているようだ。
ただし、日銀のETF買い入れに対する思惑などから見極めムードも強く、寄付き直後に16600円を回復した後は、狭いレンジ取引が続いている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。
セクターでは、陸運、その他製品、建設、パルプ紙、小売、サービス、その他金融、化学がしっかり。
半面、水産農林が5%を超える下落となっているほか、鉱業、銀行、鉄鋼、保険、繊維が小安い。
売買代金上位では任天堂 (T:7974)、トヨタ自 (T:7203)、ファミリーM (T:8028)、JR東 (T:9020)、ソニー (T:6758)、モブキャス {{|0:}}が堅調。
日経平均は5日、25日線レベルでの攻防をみせている。
一目均衡表では基準線と転換線とのレンジ内での推移をみせている。
指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクグ (T:9984)、アステラス薬 (T:4503)、ダイキン (T:6367)、東エレク (T:8035)がけん引する半面、ファナック (T:6954)、京セラ (T:6971)、日水 (T:1332)が重しとなっている。
引き続きこう着感の強い相場展開が続きそうであるが、円相場がやや円安に振れて推移しており、底堅さが意識されやすい。
また、先週は下落局面において日銀のETF買い入れが観測されず、これまでの経験則が覆される形から仕掛け的な売りが出ていた。
ただし、お盆休み明けによって参加者が増えてくるほか、日柄的には今後上昇局面においても買い入れてくる可能性があると見られるため、下へは売り込みづらくなっているだろう。
その他、フィンテック関連の一角が動意をみせているほか、ゲーム株の一角も強い動きをみせている。
個人主体の売買が中心とみられるが、イベント等を控えていることもあり、市場の関心は強まりそうである。
(村瀬智一)