[日経平均株価・TOPIX（表）]日経平均;17281.95;+110.57TOPIX;1372.34;+8.85
[寄り付き概況]
日経平均は反発してスタートした。
8日の米国相場では、前日の株価上昇を受けた利益確定の動きに加え、主要企業の決算を嫌気した売りが先行。
しかし、大統領選挙で民主党ヒラリー・クリントン氏が勝利するとの観測が強まると、安心感から買い戻しが入り、NYダウは73ドル高で取引を終えた。
シカゴ日経225先物清算値は17310円となり、これにサヤ寄せする格好で日経平均は3ケタの上昇となっている。
なお、日本時間9時時点の開票結果はおおむね予想どおりの内容と言える。
売買代金上位では、前日に決算発表したトヨタ自 (T:7203)や、三菱ＵＦＪ (T:8306)、みずほ (T:8411)、三井住友 (T:8316)、アステラス薬 (T:4503)などがしっかり。
その他、ダイキン (T:6367)、ＳＭＣ (T:6273)も決算を受けて買われている。
一方、スズキ (T:7269)、ＫＤＤＩ (T:9433)などがさえない。
博多駅前の道路陥没に関連して大成建 (T:1801)が続落。
クボタ (T:6326)やスクエニＨＤ (T:9684)は決算がネガティブ視され大きく売られている。
セクターでは、保険業、証券、電気・ガス業が上昇率上位。
反面、繊維製品、建設業など4業種が下落している。