![](http://c1308342.cdn.cloudfiles.rackspacecloud.com/news_providers_logos/fisco_s.png)
同社によると、EATIは厳しい経営状態に陥っていたが、昨年12月より日系自動車メーカーの世界戦略車の本格受注を受け、また来期以降も新車種の受注が確定しており、生産が急増している状況とのこと。
新車種の生産準備費用や、増加運転資金の手当てのため、同社は株主各社と増資する事で合意。
増資にあたり株主各社と、現状並びに今後のEATIの売上構成状況等を考慮して、出資比率も変更。
出資比率は、同社が変更前60%から39.2%へ、三菱樹脂は同25%から0%へ、小島プレス工業は同10%から58.1%へ、豊田通商 (T:8015)は同5%から2.7%となった。
EATI株式の出資比率変更に伴い、EATIは今後小島プレス工業の連結子会社になる。
同社の連結決算会計上は持分法適用会社へ変更となる見込み。
今回の変更により、同社の連結貸借対照表からEATI分の資産/負債・資本が除外され、対前年比の同社連結純資産は約5.5億円改善される見込み。
現在同社は、東京証券取引所の上場維持のための債務超過基準に抵触しているが、すでに発表した新株予約権の行使による増資効果と併せて、大きな連結純資産増加効果を得ることにより、同基準の抵触状態は、本年度の3月末の決算で解消されることが確実と見込んでいる。